ハルナビバレッジ

次の 20 年に向けて新しい飲料をお客様とともに創り、
新たな価値を創造していく

ハルナビバレッジ株式会社
代表取締役社長 CEO
青木麻生

ハルナグループは1996年の創業から昨年で20年を迎えることができました。これもステークホルダー皆様からの多くのご支援があってのことと、改めて深く感謝申し上げる次第です。


経営理念である「顧客志向を経営の核として 顧客評価に値する品質とは何かを問い 顧客思考を超える製造とは何かを考え 顧客歓喜の果実を己の収穫とする」。私たちハルナグループは創業の精神・DNAを継承し、これからも人と技術と顧客志向を磨きつづけ、飲料を中心に新たな価値ある商品を創り、お客様、消費者、取引先、地域社会などステークホルダーの皆様から評価される企業グループを目指してまいります。

さて、2016年の飲料市場は、西日本を中心とした夏場における猛暑等の影響もあり、カテゴリーでは緑茶、ミネラルウォーターが牽引し国内飲料市場全体も伸長、販売数量は前年を上回る2%増となりました。このような状況下、当社におきまして16年度上半期は、前年度からの積極的な企画提案営業による新規共同開発商品の増加や主要顧客からの受注が堅調に推移し、自社工場はフル稼働ならびに全国提携工場への生産委託が増加する状況が続きました。
冬場に入り2L大型容器の茶系飲料などの販売に一時ブレーキがかかりましたが、500ml以下の小型ペットボトルの新規開発商品の受注や主力プライベートブランド商品の販売が好調に推移したことで、ハルナグループ全体の販売数量は過去最高の42,012千ケース、前期比107%と業界全体の伸長率を上回る結果となりました。
ハルナグループは2016年度を初年度として2018年度までの3ヵ年を新たな企業価値創造期として、飲料市場と顧客の変化に迅速に対応し、現在の顧客に新たな価値ある商品を提供するのみならず企画提案力・生産技術力・バリューネットワーク力のある飲料プロデュ―サーとしての価値創出を継続することで、これからも新たな市場・顧客を創造し独創性ある企業としてステークホルダーの皆様の期待に応えてまいります。

2016年度の取組み成果につき皆様にご報告いたします。


①グループマーケティング力の強化について
・2016年度月平均自社プラント受託商品数は305商品となり、前期比111%で過去最高の商品数となりました。商品数の増加は閑散期(下半期)の稼働率向上に繋がっております。

・お客様との共創による機能性商品や新ジャンル、健康志向などを意識した付加価値商品の開発に注力し採用された商品数は80商品と、前期の68商品を大きく上回ることができました。

 

②生産イノベーション(ローコスト・ハイクオリティ・ハイテクノロジー)の進化について
・自社6プラントの総生産数量は2,999万ケース、前期比104%と過去最高を更新しました。

・ハルナプロデュ―ス、タニガワプラントにて、国際的な食品安全システムであるFSSC22000を認証取得し、これでハルナプロデュ―ス全プラントでのFSSC22000の取得が実現しました。ハルナジョイパックにおいても認証手続きが最終の段階で、2017年度中には認証取得の見通しです。

・生産数量の増加や多品種小ロット化が進む中で、生産効率化の取り組みやエネルギーコストの低下の結果、前期比160百万円のエネルギーコストの削減ができました。

 

③グループバリューチェーンの強化
・自社プラントならびに全国提携工場からお客様の物流拠点への配送形態多様化や数量の増加に対応するため、より低コストで柔軟な運輸企業との協力関係を強化して物流全体のコストを引き下げることに成功し、ケースあたりの費用は前期の20.8円から今期19.8円とケース単価1円の削減ができました。

④海外飲料プロデュースの事業化
・グループ海外拠点であるタイ国にて、現地流通・小売企業向けにプライベートブランドの企画提案から商品開発を継続しております。しかし、販売活動において主要顧客の政策の変更により、商品化が実現できず計画を大きく下回っております。今後の戦略としては、マーケティング力と販売ネットワークの開拓を強化する必要性を認識しております。リサーチで分かってきたタイ人の潜在的ニーズである健康や機能性を付加した本物志向の商品をハルナオリジナルブランドとして自社商品を開発し、新たな営業戦略で市場と顧客の開拓を実行してまいります。これらを目的とし、現地の日系企業との太いパイプを持つコンサルティング会社(東洋ビジネス社)と新たにパートナーシップ契約を締結し、2017年4月に新合弁会社を設立しました。

 

⑤企業価値を創造する人財の育成
・ハルナグループは飲料事業を通して、社員一人ひとりが顧客と消費者が感動し満足する価値の創出をミッションとし、それを実現する人財の育成を最も重要な企業活動の一つと認識しております。そのために、比較的若い経営幹部が中堅・若手社員とのOJTによる育成により社員の能力を引き出し成果に繋げるエンパワーメントを目的とした目標管理・人事評価システムの改良改善に継続して取り組んでおります。

・開校12年目になるハルナビジネススクールにて、全社員を対象に社外・社内講師から幅広いテーマで勉強を重ね社員の学習意欲の向上や業務への改善取り組み、自己啓発などモチベーション向上に貢献しております。

・グループビジョンである持続的に利益を伴う成長を実現するため、社員の成果や貢献度に応じ給与や賞与の配分など人財投資を継続的に増やしていける経営に取り組んでまいります。

 

 私たちハルナグループは顧客や従業員のロイヤルティ(信頼性・誠実性)を高め、企業の持続的発展の基礎となるCSR(企業の社会的責任)に加えて、ステークホルダー皆様とともに社会的課題の解決への一助や経済的価値の創出を目指していくCSV(共通価値の創造)が、これからの時代はさらに重要になると考えております。
これからも皆様と力を合わせ、グループの企業価値の向上に取り組んでまいります。どうぞご支援ご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

会社概要
商号 ハルナビバレッジ株式会社
創業 1996年2月23日

所在地

東京本社:
〒103-0027
東京都中央区日本橋3-8-4 日本橋さくら通りビル2F
TEL:03-3275-0191(代)
FAX:03-3275-0192

群馬本社:
〒 370-3531
群馬県高崎市足門町39-3
TEL:027-387-0101(代)
FAX:027-387-0102

 

ウェルネスサイエンス研究所:
〒370-3531
群馬県高崎市足門町39-3
TEL 027-372-1230
FAX 027-372-1255

資本金 4億2,090万円(発行済株式数8,718株)
連結売上高 211億円(2017年3月末)
事業内容 持株会社・経営戦略・財務・人事・SR・ウェルネスサイエンス研究所・ビジネススクール
グループ社員総数 369名(2017年3月末)
役員

2017年4月1日現在

商品企画開発

開発部ではお客様へ提案する飲料製品の試作開発業務を行っております。 マーケティング部との連動により商品コンセプトから商品を具体化させ、試作品の作製、それら試作品の品質検査及び賞味期限の設定までを行っております。

1.開発工程
製品イメージから、レシピ案を設計し、その設計案から、実際に原料サンプルを取寄せ、イメージ通りのものであるのか、品質的に安全であるのか、製造レベルにおいて問題はないか等を検討し、原料選択を行います。

2.レシピ案設計及び原料調整
製品イメージから、レシピ案を設計し、その設計案から、実際に原料サンプルを取寄せ、イメージ通りのものであるのか、品質的に安全であるのか、製造レベルにおいて問題はないか等を検討し、原料選択を行います。

3.試作品製作計
レシピ案に従い原料サンプルを用いて試作品を作製いたします。実際の製造ラインでの調合フローとして問題が無いか検討する場でもあります。飲料は食品であることから特に微生物管理が重要となります。そこで、製品化するために工場と同等レベルの殺菌機を用いて、製品内容を殺菌し試作品を完成させます。

4.試作品の品質評価及び賞味期限設定
試作品を用いて実際に試作したものが商品として品質的に問題が無いか評価を行います。同時に商品には必ず賞味期限が必要ですから、その期限設定のための試験を行います。