社員紹介

井上あやの
2019年再入社
ウェルネスサイエンス研究所
─ 仕事内容を教えてください
原料の機能性を調べる基礎研究と、飲料とは少し離れた食品の開発が現在の主な仕事です。
また開発サポートとして商品の成分分析や機能性検討、文献調査、新規事業に向けた企画に向けた調査なども行っています。化学系、食品系、医学系と専門分野の異なる研究員が集まっているので、それぞれの得意分野を生かしどうやったら成果につなげられるか、意見を聞きながら調整していくことを意識して仕事をしています。
─ 入社したきっかけは何ですか
学生時代に医学部で遺伝子を用いたバイオテクノロジー分野を専攻していました。その後製薬企業で働いていましたが、一方で病気を追うのではなく、病気ではない状態「健康」とは何かということを常に考えるようになりました。子供の出産をきっかけに改めて自分の働き方ややりたいことを考え、これまでのキャリアを生かしながら清涼飲料という人々の生活に寄り添い、新しいライフスタイルのきっかけとなるような製品づくりがしたいと考え、入社することに決めました。入社3年目で主人の転勤に伴い一度退職しましたが、食品の知識をつけるチャンスと思い大学の研究員として食品保全を5年ほど学んだ後、関東に戻り、恩返しの意味も込めて再チャレンジすることにしました。
─ どのような人たちと関わって仕事をしていますか
研究員は計3人のチームで仕事をしています。明るく元気な女性で頭の回転が速く、アイデアを出し、試すタイプやじっくり派で冷静に自分なりの考えを述べて方向修正に必要なことを気づかせてくれるなど、チーム内でそれぞれの良さを生かして仕事をしています。また、業務の関係で開発部や品質管理、製造、営業部等、社内の他部署の方や外部の大学の先生や研究機関に協力をお願いすることもあり、研究所内だけでなく様々な方々と関わりながら仕事をしています。
─ 仕事を通して得られたこと、楽しいことを教えてください
入社した当初は、創業者の青木清志会長のもとで海外事業や自社製品の開発に関わりました。短期間でしたがその中で会長の前向きな姿勢と人柄に触れて、物事をやり遂げるための心構えを学ぶことができたと思っています。まだ研究所は成長が必要な部門であり大変な部分はたくさんありますが、新たな道を作るという意味で非常にやりがいを感じており、その時に学んだことを生かしながら、いい意味で周囲の人を巻き込みながら頑張っていきたいと思います。
─ 仕事で大変だったことそれをどのように乗り越えたかを教えてください
同じ研究職でも大学や医薬品の研究のように問題を解決するために一つの物事に集中して取り組んでいくスタイルとは違い、飲食料品業界は常に変化する消費者のニーズに合わせた新しい製品を出し続けることが大切であることを知りました。そのため、研究所としては短期集中型の製品開発と長期的視点に立った基盤研究の両方が常に求められており、最初は時間のやりくりが大変でした。分析方法の改善を集中して行い、同じ時間の中でもたくさんの仕事ができるよう工夫をすることで自分のペースがつかめるようになり、長期的な視点に立った研究も進められるようになりました。普段の育児・家事を並行してこなすため順番を変えたり、早くできるように物の配置を変えたりなど、家事のやりくりが実は役に立ったとも言えるかもしれません。
─ 今後どんなことをしていきたいですか
安全、安心を基本としながら、多くの人にとって納得感のある価値ある製品づくりをしていきたいと思っています。清涼飲料は、おいしい、健康サポート、新しい等、様々なアプローチで人々に笑顔と「Be happy!」というメッセージを送ることができると信じています。飲料のおいしさを引き出す研究と、世界の植物原料の機能性を高める技術開発を進め、それぞれの地域の食習慣や好みに応じた新しい製品づくりをサポートし、さらに多くの人にハルナの製品を飲んでもらえるようにしたいと考えています。
休日は子供二人が少年野球をやっているので、その応援に行くことが多いです。
写真:息子の少年野球のチームタオルを持って
※本文中の所属や仕事内容は、インタビュー当時(2021年3月)のものです。